2006年07月23日

肝転移の拡がりか



憂鬱だ。7月19日の腫瘍マーカがまたも上昇していた。
CEAが113(7/4が91.6)、CA19-9が320,107(7/4が197,206)。
CA19-9の32万などという値は、一体、何を物語っているのだろう?

TS-1(80mg)を2週間、タルセバ(150mg)をかれこれ3週間併用してのこの数字だ。肝臓に転移した4個が拡大し、さらに個数も増えているに違いない。
A先生は、8月1日のCT検査いかんによっては、肝臓の動注リザーバを考えましょう、とのこと。一応、肺のレントゲン検査も加えられた。

なんとしても、早めに入院して動注リザーバを入れてもらおう。

金曜、土曜と、ネット検索で動注リザーバを調べていたら、「My Reminisecences」という、こおたろさんのサイトを発見した。

こちら
結腸癌から肝臓転移となり動注リザーバを使用した、30台なかばの男性のサイトだ。例によって、私は落ち込みながらも丹念に日記を読み続けている。
おそらくは自分もたどるであろう経過を頭に入れながら、最後まで再就職にむけて英語試験を受けたり、幼時からの両親との確執を分析したり、生きることに自分なりに取り組んだ経過が記されている。2001年6月発病から2004年2月までの2年半の記録だ。切ないし、痛ましい。BBSには今でも妹さんの書き込みが続いており、身内であればこそ日記を読めない辛さも伝わってきた。

患者は、ネット時代であればこそ、自分の行く末をある程度自覚しながら、他方で将来に向けての希望も失わずに最後まで生ききるのかもしれない。
早い頃の日記に近い死を予期した記録がありながら、そしてふとした折にその現実を自覚しつつも社会とのつながりを求め、末期になり腹水除去の外来通院の最中にあっても就職のためのTOEICを受けに行ったりしていた。
あきらめていなかったのだと思う。最後の日記には、死を予期してなのか、もう書くことはないとあった。現実を直視しつつ、可能性の片鱗を手放さなかったのだろう。

すい臓がんの場合、18ヶ月が壁と言われている(50%中央値)。この壁を越えても、2年、2年半が大方の限界なのかもしれない。
厳しい現実だ。

タルセバは効いているのだろうか?
骨髄抑制が出てきて、A先生は、量を減らした方がいい・・・とのこと。
次回の申し込みに、150mgでいくか100mgにするか迷っていたが、100mgでいくことにした。このいつになくひどい倦怠感は、やはり副作用のようだ。

WBC=6,100、RBC=270万、HB=9.4、HT=28.5、PL-C=11.3 と、白血球を除いて激減している。血小板が下がっていたせいか、気が付いたら足の太ももあたりにいくつもの内出血班が出ていた。
下痢は収まってきたが、倦怠感がひどい。

それに今一番つらいのが、筋肉・脂肪を失って腰骨、仙骨などが神経を圧迫するのか、痛むのだ。椅子に座っていてもお尻が痛くなり、横臥してもしばらくすると骨があたって痛む。寝ても起きていても、しんどい。
ありったけの羽根枕を使って工夫しているのだが、どうもうまくいかない。
骨シンチもやってもらった方がいいのだろうか?

金曜・土曜は微熱があったのでベッドでゴロゴロだったが、今日は少し、部屋を片付けよう。不安はつきないが、再来週の診察日までは、もっといろいろ調べておかなくては・・・。 



posted by 萩 at 11:45| 大阪 ????| Comment(7) | TrackBack(1) | 日記
この記事へのコメント
はじめまして、膵臓がん末期の父をもつ大阪在住のきむと申します。
先日から萩さまのブログを読ませてもらっています。
父は今年4月28日に膵臓がんステージ4と診断され、すでに肝臓にもかなり転移が進んだ状態でみつかりました。
その時点で腫瘍マーカーもCEAが1709、CA19-9が89879もあり5月からジェムザール単剤の治療を6月中ごろまで行いましたがCEAが3969、CA19-9が159396、画像上も腫瘍の拡大がみとめられ、7月からはTS-1単剤の治療に変更され現在にいたっています。
現在は自宅療養中ですが体重減少がとまらずかなりしんどそうです。
この状況をなんとかしたくてセカンドオピニオンにいったりネットで調べまくっているところです。
萩さまも体調の悪いときは大変だとはおもいますがなんとか一歩一歩良くなっていかれることを願っております。
またブログちょくちょく読ませてもらいますね!
Posted by きむ at 2006年07月23日 15:45
体の倦怠感と痛みと、データの悪さと・・・その大変さを思うと、なかなかコメントが書けずにおります。

萩さんが膵臓がんにかかるということ自体、神も仏もない、と思っていますので、神様にも仏様にも祈ることができません。けれど、この闘いに勝てるよう、強く願い続けております。

私に何ができるでしょうか?何かいいクッションでも探してみますね。
Posted by 香菜 at 2006年07月23日 18:30
きむさんへ

はじめまして。大阪の方なんですね、なんだかとても身近に感じられます。東京出身なもので、時々、大阪の悪口を書いたりしていますが気にしないでくださいね。
お父様、体重減少とのことで、お辛いですね。食欲が落ちているし食べてもなかなか身につかないのですよね。でも、少しでも体重を落とさないように、3度の食事が治療くらいに思わないとすぐに落ちてしまいます。
以前に、cocoさんから、長芋の蒸したもの(炊いたもの)を3度の食事ごとに食べるといいと教わりました。フジTVの黒岩キャスターのお父上が肝臓がんで衰弱していたところ、漢方の先生から勧められて長芋を食べるようにしたら体力を回復しステーキが食べられるほどになったとの話でした。自分で調理して食べ続けるのは結構しんどくて私は長続きしませんでしたが、試されてみてはいかがでしょう?
私の場合、酸っぱいものが口に合います(抗がん剤を服用している人はそういうことが多いようです)。お父様の場合、何だったら食べられるのか、きむさんが同居されているのでしたら、こまめに観察して様子をみて差し上げてください。
私も、とにかく体重維持を心がけています。タンパク質を摂るようにとも言われているのですが、どうしてもあっさり系になってしまいます。一人暮らしだとなかなか大変ですが、ご家族がご一緒だと支えになることと思います。

香菜さんへ

通販のドーナツ型クッション(低反発)を申し込もうと思いつつ、ただグズグズしているだけなのです。私が使ってよいようでしたら、香菜さんにもお知らせしますね。
ウダウダ書いていますが、心配しないでくださいね、結構、書くことで現実を直視しつつ次の一手を考えています。
Posted by 萩 at 2006年07月24日 00:26
はじめまして。私の主人も膵臓がんです。昨年7月に胃癌で胃の全摘手術のための精密検査で判明しました。

胃にも癌があるため、私も主人も手術をすると言う選択はしませんでした。
癌の進行度は萩さんと同じような感じでした。

やはり、胆管が圧迫されて黄疸の症状が出てきていましたので、胆汁を流すバイパス手術のみを10月18日に受けました。

ほとんど、萩さんと時期が重なるのでとても興味深く、2月からブログを時々拝見させていただいております。年齢的にも多分同じくらいだと思います。

11月に退院、12月からジュムザールとTS−1の抗がん剤治療と自己リンパ節から取った細胞で免疫治療を2月上旬まで受けました。

抗がん剤の副作用がひどく食事があまり食べられなくなりましたので2月下旬からは抗がん剤治療は行っておりません。

現在はひたすら、身体を温めるような療法をしています。
ビワの葉とこんにゃくで肝臓や脾臓を温めると痛みが緩和するようです。
他にもトルマリン入りの磁器治療器とが、色々試しています。
体温を上げて癌を休眠させる事が出来るそうですから。

後は、運動して筋肉を付ける事を心がけています。
入院中は35度台だった体温も、現在は36.5〜36.8にまで上がりました。

食事も玄米菜食にすべきなのでしょうが、これはなかなか難しいですね。

体調は日々変わります。1日の内でも良かったり悪かったり。

下痢の日もあれば便秘の日もあります。

でも、膵臓がん患者にしては、とても元気な方だと思っています。
手術が出来なかったので、主治医からは余命3〜4ヶ月と言われていましたから。


幸い、3月の胃カメラでは胃癌が縮小し、膵臓がんはハッキリわかりませんが、大きくはなっていないようです。
腫瘍マーカーもあまり上がっていませんから、悪化はしていないようです。


退院後の萩さんのハードなお仕事ぶりに驚嘆し、ひそかにブログを見て励まされていました。
ですから、先日の肝臓転移は、私にとってもすごくショックでした。

主人は自宅で仕事をしているので、具合が悪い時はいつでも休めますが、萩さんは大変ですね。

でも、やはり身体を休めてあげてください。最後は自分の身体が癌と戦ってくれるのですから。

主人の癌がわかってから、ちょうど1年です。
癌はまだ身体の中にいるみたいですが普通の生活が送れていることに感謝です。











Posted by 亜貴 at 2006年07月24日 01:51
食事に関する貴重なアドバイスありがとうございます。早速試してみたいとおもいます。
父もお尻の骨が痛いといつも言っているのでクッションも考えてみますね!
この大阪で萩さんが父と同じ病気に立ち向かっておられることをかんがえるととても心強いです。
きむにはなにもできませんが萩さんがこの病気を克服されることを切に願っています。
Posted by きむ at 2006年07月24日 05:45
肝臓への動注リザーバ治療は、とてもよい治療だと聞いております。どうか萩さんによい治療が見つかりますように!!
Posted by bushdog at 2006年07月24日 08:21
萩様の状況が夫とダブリ人事とは思えず、とても辛く読みました。(夫も肝臓に映るものを確認しています)とにかく頑張って乗り越えてください。こんな時に本など読む気に成れないかも知れませんが、小林正観さんの「究極の損得勘定」読んでみてください。夫も癌になってから知り合いの平滑筋肉腫を患ってる方に薦められた本です。
Posted by メグ at 2006年07月24日 09:10
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