2006年07月10日

腫瘍マーカが大幅アップ



気が重くて書く気がしなかった。
先月、6月6日のCEA=30.3、CA19-9=166,100だったのが、1ヵ月後には大幅アップだ。7月4日実施分で、CEA=91.6、CA19-9=197,206。
気になるのは、CEAが30.3から91.6に上がったことだ。
     4/28   4/5   3/9   2/1   12/15
CEA    6.1   5.3   7.1   3.6    2.4
CA19-9  4,222   600  729  926  227

やはり、4月末からが問題のようだ。GEM(800mg)単独では維持できなくなり、CEAが7.1になったあたりでGEM(600mg)にUFT内服を追加。これは効果なし。やはりというべきか、本に書いてあるとおりだった(UFTは効かない)。
CTが5/30で、ここで転移が見つかり、直ちにTS-1に切り替えることにした。
CT検査は、3ヶ月に1回では遅い。2月22日にやって、やはり4月中に受けておきたかった。

問題は、6月14日から内服を始めたTS-1(80mg)。多少は効果があるのかと期待していたが、CEAが30から90に上がるのでは、全く効果なしと考えざるを得ない。タルセバに変える決心をしてよかった。これも、ダラダラと1-2か月様子を見ようと使っていたら、効果のないまま時間を費やしていた。

7月1日からタルセバ(150mg)を開始。1週間して顔の中心部に小さな発疹がでるようになった。化粧をすると目立たないが、鼻はトナカイのように赤く、唇の周囲、眉間などにも発疹あり。
下痢も少し頻度が増したようだ。TS-1のときは軟便程度だったのが、明らかにタルセバの副作用の下痢だ。
べりチーム、ガスモチン、それに7月7日(金)からリーバクト(4.5mg)を出してもらうようにした。リーバクトは血中アルブミンが2.9と3を切っているから。これは、粉薬で量が多く飲みにくい、2回に分けてもどうしても「オエッ」となってしまう。つい、省略ということになる。

A先生は、なぐさめるように、ASTやALTなどの肝機能が改善していると強調していた。腹部触診でも、変わりないですよ、と。確かに、肝臓転移があるのに奇妙なのだが、2月から5月まではこの2つは値が高く肝機能が心配だったのだが、6月からほぼ正常範囲に落ち着いている(r-GTPは変化なし、やや高め)。

次回、8月1日がCT検査。
この病気になってから、いつもニュースは思惑より、悪い方へ悪い方へと進んでいるので、もうなんの期待もしていない。せめて画像に写る数が増えていないこと、拡大していないことを願うのみ。

タルセバだが、GEM単独よりは、奏功(complete response+partial response+stable disease)が、よいとのこと(併用の場合57.5%、GEM単独では49.2%)。1年後生存率も、17%から24%へ。Hazard Ratio のデータの読み方がよく分からない。以前に学んだ記憶があるのだが、忘れている。A先生からもらったタルセバ評価に関する最新の英語論文コピーを繰り返し読んだ。
分子標的治療薬(イレッサ、ハーセプチン、リツキサン、アバスチンなど)には、患者であれば期待してしまう。

その他、体調面ではとくに気になることはない。
GEM点滴の金曜、翌日土曜は、37度台から38度の微熱が出る。にもかかわらず、金曜や土曜に仕事が入ることが多く、この両日が辛い。先週も今週末も、本当にしんどかった。
倦怠感、疲れやすさ、下痢、下肢の浮腫。筋肉量低下によるお尻の痛み。
こんなところだろうか。食欲はある。ありがたいことだ。

この日曜はゆっくりでき、夕方数時間うたた寝してしまった。もうそろそろ床につかないといけない。やはり休日をしっかり休むことが大事だ。
自分では、ペースダウンしてのんびりしようと思っていても、この4月・5月・6月は結構、忙しかった。腫瘍マーカ値の悪化と、私の生活スタイルが関係しているのだろうか?
自分では、そうは思えないのだ。免疫とか生活とか、そんなやわなものではなくて、病気の方が圧倒的に勢いがよく、それに遅れ遅れ治療が後を付いて行っているような気がする。
ともあれ、炊き立てのご飯に塩鮭と糠漬け(朝/昼)、牛肉と玉葱たっぷりのすき焼きもどき(夕)、各種フルーツをたっぷりと好物の水羊羹、食事が美味しく食べられるのは本当にありがたい。当たり前のようでいて、この病気を病むと、それさえもが僥倖になるのだ。




posted by 萩 at 04:24| 大阪 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
takeさんのHPから寄せて頂きました。
実は私もすい臓癌本人です。

すい臓癌の難しさはどこを調べても絶望的なことばかりです。

一時は何も見ないように、何も聞かないようにしていたのですが、すい臓癌の人から、一緒に頑張ろう!と言われ 少しずつ見るようになりました。

今のところ私は小康状態を保っていますが、いつどうなるかは まったくわかりません。
そのことについてはよくご存知のようですね。

腫瘍マーカーの上昇は私も一番心配な部分です。
どうか 頑張ってくださいね。
Posted by izumi at 2006年07月10日 11:43
父もいずれはタルセバを・・と思っているので、
萩さんがご自分のことをくわしく書いてくださるのが
大変力になっています。どうもありがとうございます。
下痢が落ち着くよう願っています。

タルセバの入手にはどのぐらいの時間がかかりましたか。
よろしければお教えください。
Posted by bushdog at 2006年07月10日 12:05
萩さま

横スレですいません。。。

>bushdogさま

ターセバはiRXで10日程でした(米国)
Posted by take at 2006年07月10日 23:05
takeさま、お答えありがとうございます。
Posted by bushdog at 2006年07月11日 04:41
IZUMIさんへ

実は、私はしばらく前まで丹念にizumiさんのHPをROMさせていただいておりました。
お茶のお手前、お着物姿や茶花のお写真も、時折お仕事に出られるとても柔軟な職場の雰囲気なども、よく存じております。
最近、少しマーカ値が上がった由、お互い、検査値には振り回されますよね。
患者本人のサイトが少ないので、izumiさんのページは心強いです。
私も、なんとかがんばって乗り越えようと思っています。

bushdogさんへ

おかげさまで、下痢は少しよくなってきました。湿疹は日常生活に困らない程度に拡がりつつあります。

takeさんが、iRXで10日(米国)とのことで、私も同じところを使っています。早かったですよ。火曜にネットで申し込んで、金曜にお金を振り込んだら、翌週の火曜にはFedexで届いていました。私は、なんとなく、スイスのロッシュの方を選んだのですが。実質、1週間かからないですね。


takeさんへ

いつもお邪魔させていただいております。takeさんも、bushdogさんも、一体どうやってそれだけ勉強されているのだろうと思うくらい、よく丹念に情報を収集されていますよね。
これからもよろしくお願いします。
Posted by 萩 at 2006年07月11日 10:41
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