2006年03月06日

食養生



春野菜、うどを初めて買ってみた。どうやって食べるのか分からないまま、太いのが1本、デパ地下で198円だった。穂先は天麩羅に、厚く向いた皮はキンピラに、その他は吸い物や酢の物に、と袋にあった。
早速、朝食の玄米雑炊に、穂先の部分を皮ごとうすく刻んで入れてみた。包丁を入れると、プーンとよい香りがたち、雑炊に春の香が移った。土曜・日曜と2回分、味わった。
残りは、皮をむき、薄切りにして甘酢につけた。皮には毛のようなものがついていて、捨ててしまった。

玄米雑炊には、ブイヨンの素を入れて洋風にし、アンディーブを刻んで入れチーズをのせることがよくある。好物の野菜でこれも1個100円で売っている。レストランでは生のまま一皮にイクラなどをのせて前菜にして出す葉物野菜だ。これは、煮るとほのかな苦味を増し生より味わい深くなる。春の野菜の苦味だ。
20年近く前、サンフランシスコに住んでいた頃、デンマークの友人宅でランチをご馳走になった。そのとき初めてアンディーブという野菜を知った。丸のままハムでくるんで平なべに並べ、その上にチーズをのせてスープで炊いただけのシンプルな料理だが、かの国ではご馳走らしい。それにバゲットが付いて、あとデザートに何かあった。
5月、パリに遊びに行ったとき、このアンディーブが袋入りで市場に沢山売っていた。安かったので1袋を買ってスーツケースに忍ばせ持ち帰った。この野菜のほろ苦さは、ミモザの黄色、鈴蘭の小さな花束、紫や白の花(ああ、名前が思い出せない)、いつもヨーロッパの春を思い出させる。

デパ地下野菜売り場には、「葉ごぼう」も売っていた。大阪特産の野菜らしい。見た目は小ぶりのふきのようで、葉っぱも茎も全部食べられるとのこと。こちらは、この次、挑戦。ふきご飯も一度作ってみよう。
大阪に住んでよかったことの一つに、今まで知らなかった関西独特の野菜が豊富にあることだ。これまでは見るだけだったが、これからは一つ一つ食べていってみよう。

土曜の午後、友人と仕事の打ち合わせを終えて、いつものデパ地下で地鶏のガラを買って帰った。初めて、ガラからスープストックを作ってみた。1時間半ちかくかけて灰汁をすくいながらふたをせずに煮込んだ。生姜やねぎの香りがして、煮ている間、部屋にいい香りがただよった。スープはあまりうまくできたとはいえない。コクが足りないようだ。今度は手羽先なども入れて、濃くのあるスープをとってみよう。
ものの本によれば、スープや出しは命の基本とある。

インスタントものばかり多用していたが、少しずつ方向転換をしつつある。
友人からもらったカスピ海ヨーグルト、それにオリゴ糖など、まだ手をつけていないが、生活に「食」の占める部分が大きくなってきた。食を大事にすると、季節の移り変わりにも目が向く。がんと共に生きるとは、いのちに目を向けることでもあるようだ。
posted by 萩 at 01:18| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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