2006年02月21日

気の滅入る日



今日は朝から冷たい雨降り、寒い1日だった。
そんな日に気の滅入るようなことは考えたくないが、それでも前の職場の同僚が入院したという知らせには、彼女のことを考えざるを得なかった。私より一回り以上は若いだろうか、卵巣がんの腹腔内破裂で緊急手術、目下、抗がん剤治療の開始を待っているところとか。
痛ましいことだ。どうして、そんなことがあちこちで起こるのだろう。

自分の病気とともに、知り合いにもかなりの人数の人たちが「がん」という病に侵されていることを知った。ほどほどの距離のある仕事関係なので、直接に連絡を取り合うわけではない。しかし、折にふれ、その人たちのことが思い出される、今、どうしているのだろう・・・と。

同い年で仕事の分野も共通していた友人は、2003年6月にある研究会で久しぶりに会ったとき、数ヶ月、乳がんの治療を受けていたことを告白した。病気の発見、仕事の多忙でしばらく治療を引き伸ばしていたこと、手術と放射線/化学療法、すっかり髪が抜けてかつらになったこと、などなど。元気な頃と変わらないふっくらした体型で、とてもそんな修羅を潜り抜けてきたとは思えなかった。いつも忙しげで、私の職場で開いていた集まりにも、富山から駆けつけては、また別の会合へと途中で退席するのが常だった。6月のその折にも、ゆっくりお茶をする時間もなく、彼女はまた別の集まりに去っていった。
それから1年近くして、間接的にだが、その年の暮れ近くに亡くなったことを知った。6月にはあんなに元気そうだったのに・・・。

職場は相変わらず忙しい。片付かない仕事が、文字通り雪だるま状態に積み重なり、どんどん前のことを忘れていく。だから、いつも、こんなことばかりを考えているわけではない。けれど、元気な頃は、友人知人の病気の知らせに気の毒にと思うことはあっても、今のような切実感が伴わなかった。今は、やはり我がことだ、人ごとではすまされない。

回復が順調でそれなりに活躍している人は、余り病気のことは語りたがらないのだろう。どうしても悲しい知らせばかりが耳につく。職場には、職場の流れと勢いがあり、折々に耳にするそうした知らせに立ち止まっていられないところもある。
しかし、それにしても気の滅入る話だ。
どんな思いをして、1日1日を抗がん剤治療の開始を待ちわびているか、十分に想像がつくのだ。

posted by 萩 at 00:26| 大阪 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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