2006年08月11日
御礼
そろそろ病院に戻らなければならない。手短に・・・。
この数日間、東京や関東など遠方からも何人かの方々の心温まるお見舞いを頂戴した。久しぶりに会えたのは嬉しく、私はすっかり甘やかされてしまった。いずれ退院したら、病室がどれほどにぎやかになったか、写真でお伝えする。
円谷選手の遺書みたいな文面は書きたくないので、いちいちは書かないが、本当にありがとうございました。ご心配ばかりおかけしてすみません。
でも、気力は十分・・・。
セカンド・ハグも、多分実現はしないだろうが冬のフィンランド行きも、あれもこれも、やりたいことは沢山あるのだから、前向きにがんばるつもり。
このブログをご覧くださっているご家族の皆様も、患者は時に弱音を吐きつつ、そうやってまた気力を高めていくこと、ご理解ください。
弱音を吐くときは吐く。落ち込むことは当たり前だ。I先生ではないが、気持ちだってアップダウンがあり、そのバランスを維持することも大事なんだと今これを書いていて気がついた。(当たり前だのクラッカー)
最後に、ちょっとした愚痴。
数日前に、私の病室にものすごく大きな蚊が侵入してきた。首筋に2箇所、たっぷりと血を吸っていった。がん患者の血を吸う蚊って、なにさ・・・と私は夜中一人毒づいた。血を吸った蚊は、やはり癌になるのだろうか?
セカンド・オピニオン
府立成人病センターに行ってきた。I先生。
職場の人たちも何人かこのブログの存在を知っているので、なかなかに書きにくくなってきた(悪いニュースの場合には、とくに)。
しかし、当初の覚悟どおり、なるべく直裁に記録を残していこうと思う。
1.現状
肝転移(2+)、局所再発(2+)、腹壁浸潤、低栄養、肝機能障害。
一番厄介なのが、腹部の癌による腹水増加。胆管拡張はそれほど見られていない、故にカテーテル挿入による減黄処置はあまり意味がない。黄疸が下がらないのは、肝臓へゆく血流が減少し、脂肪肝ともあいまって肝機能低下によるもの。
2.対処
まずは、なによりも栄養状態を改善し体力アップを図ること。
全身状態が改善しない限り、抗がん剤治療はできない、かえって体力を消耗させるだけ。
動注リザーバは、この段階では、あまり意味がなさそう。肝臓の正常細胞もかえって痛めてしまう。
ハイパーサミアは、これまでのデータでは効果が見られていない。43度に上げるので、こちらにしてもかなりの体力を必要とする。今の状態ではマイナスが大きい。
腹腔内タキソテール注入は、やったことがないので分からない。上と同様に、あちこちに癌が散らばっているので(肝臓etc)、余り意味はないだろう。
治療には、体力と抗がんのバランスが大事。
まずは、化学療法が可能になるような状態にもどすこと。
GEMとTS-1あたりが、もっとも妥当な線。タルセバは、アメリカで大きく喧伝されたが製薬会社の関係もあり、使用郡と非使用郡では大差なかった。(まぁ、確かに有意差は4-5ヶ月だが)。タルセバは使ったことがない。
以上のようなところ。
年配の医師でもあり、どちらかというとクラシックな(保守的)診立てをされたように思う。まぁ、往々にしてこうした診立てが妥当することが多いのだろうとも思う。
主治医のA先生の見解とほぼ同じ。物柔らかな温厚そうな印象の医師で、若手のバリバリ新たなことに挑戦するタイプとは異なる印象。
私が、あれこれ質問するものだから、そんなに勉強せんと、ゆっくりして体力つけて楽しいことをやんなさい・・・と。
つまりは、・・・ ということだ。
まぁ、行ってみてよかったと思う。
いろいろな人たちの意見は参考になる。だからといって、ショッピングばかりもしていられない。
ともあれ、仰せのとおり、体力・栄養改善 だ。
至極当たり前のことを言われて、それ以外にもっとアグレッシブな手がないのかと、やや不満でもあるが、妥当とはこういうことなのだろう。