むしゃくしゃしたり腹の立つとき、人はどうやってそんな気分を発散しているのだろう?
昨日は、1日、そんなイライラする日だった。
2月末日、年度内の出張予定や物品購入の申請締め切り最終日で(別予算枠では1月中旬が締め切りなのだが)、あわてていた。そんなときに限って、長電話が入ったり、オンラインでの申請がうまくいかず、同じデータを何回入力しても起案されずじまいだったりした。1日がかりになった。
その後、本部で6時からの会議。車で行けば40分ほどの距離だが、電車だと2時間弱かかる。当然、タクシーを使わざるを得ないが、料金3,700円は自腹となる。今月は2-3回重なり、腹の立つ話だ。同僚たちも皆、このタクシー自腹には怒っている。
弁当はおろかお茶も出ない会議が9時過ぎに終わり、外に出ると小雨で、最寄り駅まで20分濡れて歩いた。本部の事務方の人と一緒になったが、大阪の男性はこんなとき、傘を差しかけてくれるでもなく、自分の早足ペースで歩く。私は早く歩けない。「お先にどうぞ」と言えばいいものを、つい、言いそびれて、小走りで相手に合わせた。そんな自分にも腹が立った。
"Actor's Studio in New York" というTV番組がある。不定期にNHKで深夜などに放映される、俳優へのインタビュー番組だ。James Lipton という人が製作とインタビューもしているのだが、これがまたとてつもなくいい。邦題はたしか「○○自らを語る」とかいう。ハリウッド・スターの全貌をあますところなく押さえ、短い要領のいい質問に、俳優たちはまた見事に答えている。1対1の対談は難しいとよく言われるが、引き出すほう、答えるほうの知性がぶつかり合い、俳優の普段見せることのない良さを伝える。
一通り、Liptonとの対談が終わると、お決まりの10の短い質問、そして学生たち(監督や俳優をめざす)の質問へと移る。
このお決まりの10の質問のなかに、「あなたがよくつく悪態は?」というのがある。誰もあまり人には言いたくない部分だ。どの俳優もウィットに富んだ答えをしている。
先日の、ジョアン・ウッドワード(ポール・ニューマンの妻)の答え。「私は南部出身よ、だからそんなはしたない言葉は持ち合わせていないわ。一人になって、ウーンとうなり声をあげるくらいかしら(すさまじい形相を見せる)。」けれど、一度だけ本当に悔しくて、ニューヨークのアパートの屋上に登って、「○○(スーパーは伏字になっていたが、たしか、Shit! Fuck You!の変形)」と叫んだことがある、と。白髪の60台後半(?)の女優のかわいらしさといったらなかった。
私の悪態、大阪弁バージョン。「もう、ほんまに腹立つわぁ!」
東京弁バージョン。「もう、まったく、あったまにくるったら、ありゃしない!」
昨日は1日、こんな悪態をお腹のなかで繰り返していた。