2006年02月13日

切り取った臓器



私は、5cm大のふくらみのある腫瘍組織というのは、黒いピンポン玉のようなものかと想像していた。だからメスですっと切り取れば、悪いところはなくなるものだと思っていた。多少、目に見えないがん細胞が血管壁や後腹膜に残るにしてもだ。

ところが切り取った臓器の写真をみて、そんな単純なものでないことが分かった。

臓器.JPG

ブログは初めてで、画像のアップがサイズ設定がまずくて今ひとつなのだが、見れるだろうか。退院前日に、B先生に頼んで切り取った臓器の写真をもらった。

左上の写真が、切り取った全体。左に突き出ているのが胆嚢、そして胃の下部1/3、真ん中の膨らんでいるのが十二指腸とそれに接した膵頭部、下にさらに十二指腸が続く。これを生で見たのは3人なのだが(術直後にA先生より説明)、その内1人は、「すごく長かった」とのこと。
右上の写真は、切り開いたところ。黒く見えるのが癌組織。
左下は、癌組織で胆管に狭窄が生じているところ。これで私は黄疸がひどかったのだ。

手術でがん組織を切り取るといっても、素人が想像していたような、はっきりした輪郭のあるできものを切り取るのとは大違いなのだ。
だから、取り残した組織があってもなんら不思議ではなく、それを体内に抱えながら、なんとかジェムザールの効果を期待して、暴発しないように見ていかなければならない。
posted by 萩 at 00:53| 大阪 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

軽い胆管炎?検査結果にガッカリ



10日金曜日はジェムザールの3クールめに入った。800mgを30分かけて点滴、それに制吐剤セロトンが入る。
診察のときに、ここ数日間、下痢や軟便の回数が増えていると話したら、2月1日の採血結果を見ながら、軽い胆管炎を起こしている・・・とのA先生の話。ちょっとショックだった。

2月1日の採血では、腫瘍マーカのCEAとCA19-9も検査した。
なんと、12月15日では、CEA(2.4)とCA19-9(227)だったのが、それぞれ3.6と926に増えていた。CEAの基準値は6.5以下、CA19-9は37以下なのに・・・。
A先生は、AST、ALT、ALPが前回1月11日より上がっているので、それに反応しているのだろうから心配しないように、とのこと。腫瘍マーカの値は、いろいろな影響を受けるらしい。

それにしても、肝機能系、胆管系の酵素の値が高くなるというのは、いったいどういうことなのだろう。手術前からその後の手元にある限りの検査データをエクセルに入力してみたが、今ひとつよく分からない。
2月1日の週は、たしか職場には月・水と2日しか出なかった。なんとなく気分的にだれてきているのかと思っていたが、疲れも出ていたのだろうか?
こうした微妙なところが、心理的なものかそれとも身体的な反応なのか、つかみずらい。

白血球は3100、赤血球は390万、血小板は19.9万と、いずれも低めだが化学療法はOKとのことで、一安心だ。
2月22日には、久しぶりにCT検査がある。術前検査以来だ。
術後約3ヶ月経つが、腹壁はまだ張った感じが残っている。表皮の縫合はきれいに薄くなりつつあるが、筋膜を縫い合わせた縫い代は相変わらずゴロゴロと触れる。
体重は、入院時が58.2kg、術直前には55kg、退院時52kg、現在は52.5ー53.0kgと、少し増えつつあるだろうか。

自分の体の調子に敏感にならなければと思うのだが、以外にむつかしい。

土曜・日曜は、何もできない。10時頃にゆっくり起きて、朝刊を読みながら朝食。玄米の雑炊や、ご飯に漬物・煮物など。たいがい、ぐずぐずして、朝・昼兼用の食事になる。しばらくTVを見たりぼんやりしていると、眠くなってきてソファで昼寝をしてしまう。夕方起きて、夕食の支度、夕食と片付け、雑誌新聞に目を通しTVを見るともなしに見ていると、夜10時過ぎ。
退院後、週末はずっとこのパタンだ。外出もせず、なにもしないで1日が過ぎていく。
一番困るのは、掃除・片付けができないことだ。
新聞の束はたまり、ゴミだしの袋もたまり、フローリングの床には綿ボコリがたまっている。テーブルの上はゴチャゴチャ。自宅も職場のオフィスも、片付けができないでいる。
今週こそは・・・と思いつつ、倦怠感がある。
心理的な怠惰なのか、体が休息を必要としているのか、よく分からない。

気の持ちよう・・・、がんばらなくては・・・と思いつつ、体内に爆弾を抱えている怖さもある。
posted by 萩 at 00:18| 大阪 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする